(ほぼ)月刊サメ映画 Vol 9.5

 

目次:

はじめに

サメ映画ニュース(4-6月)

エクソシスト・シャーク』完全解説

エクソシスト・シャーク』聖地巡礼スポット紹介

コンマビジョン「ランドシャークプロジェクト」とは何だったのか?

編集後記

はじめに

 2021年12月に創刊した『(ほぼ)月刊サメ映画』は隔月で発行されているフリーペーパーである。もともとは配給会社コンマビジョンの通販会員向けに無料で配布を行っていたが、『ウィジャ・シャーク2』(2023年1月リリース)あたりから会員が爆増し、個別配送料が二桁万円に届く恐れが現実のものとなった結果、あえなくVol.9を最後に休刊に至った。そもそもフリーペーパーという性質上どうやっても赤字なのは当たり前なのだが、コンマビジョンの社長がいよいよ経費の大きさに気づいてしまったのが原因だ。編集長である私の経費隠ぺい力の不足がもたらした事態であり、読者の皆様にはまことに申し訳なく思う。

コンマビジョン発行としては最終号となったVol.9

 「もっとサメ映画の知名度の向上を!」というモチベーションで本誌は創刊されたが、この一年半でサメ映画を巡る状況は大きく変わった。読者の皆様ならご存じの通り、2023年は毎月新作サメ映画が劇場で公開されているのである。もはや誰もがサメ映画を目に、耳にする時代になったのだ。となれば、劇場公開に合わせて各種メディアがサメ映画を取り上げ、作品について深堀りする媒体も出てくるはずである。この情報化社会の時代にまさかの隔月でサメ映画情報だけを伝える『(ほぼ)月刊サメ映画』の役割も終わった……と、私は思っていた。しかし、である。一部のビッグバジェットの作品を除いて、あらゆる媒体からサメ映画が無視されているのである。なぜか?サメ映画だからである。

 そこで試みとして、はてなブログ様とcodoc様のプロモーション案件を活用させていただきながら、『(ほぼ)月刊サメ映画』のWEB版をお届けしたい。今回は毎号恒例の「サメ映画ニュース」に加え、『エクソシスト・シャーク』DVD発売時の冊子(2022年7月発行)に掲載した「ストーリー解説」と「聖地巡礼スポット」(どちらもほぼ再掲)、そしてコンマビジョンの「ランドシャークプロジェクト」の個人的な振り返りをお送りする。毎回「こんなの誰が読むんだよ」と思いながら記事を書いていたが、今回はなおさらである。なお、WEB版ということもあり記事はほぼすべて「文字のみ」である。いつものアレな表紙もない。本当に誰が読むんだ。「金取るのかよ!」とお怒りになる向きもあるだろうが、購読料金はプラットフォームの最低金額に設定したのでご了承いただきたい。また、この記事の収益は『(ほぼ)月刊サメ映画』のバックナンバーの印刷費とVol.10の印刷費に充てることになっている(いずれも有料配布予定)。残念ながら「フリーペーパー」の看板は降ろさざるを得ないが、冊子での発行も続けていく予定である。皆様がドブに捨てた小銭で成り立つ専門誌。それが『(ほぼ)月刊サメ映画』なのだ。

※本記事ははてなブログ×codoc連携サービスのプロモーションのため、はてなからの依頼を受けて投稿しています。

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